工学部の理念・目標
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工学部の目的
本学部は、人類の福祉と社会の発展に資するため、主として工学の分野における学術研究と教育を行うとともに、社会が必要とする技術を開発し、それを駆使しうる人材を養成することを目的とする。
工学部の理念
工学技術の急速な発展は生産性の飛躍的な向上を可能とし、人類に多大な恩恵をもたらした。その一方で環境が破壊され、物質的豊かさの陰で人々の心の荒廃を招くといった問題をもたらしたこともまた事実である。
人類が将来にわたって豊かな生活を送るために、「地球資源を食い潰して繁栄するための技術」から「持続的に発展可能な社会を作るための技術」への転換が要請されている。また、「要素学」としての伝統的工学に加え、伝統的工学と他の学問分野の成果を課題解決のため融合利用する「総合学」としての工学が必要になってきている。しかし、一方で入学者の基礎学力と目的意識・意欲の低下が見受けられるといった現状がある。
このような認識の下、近年の技術革新や産業・社会・経済構造の急激な変化に伴う社会からの要請に応えるためには、「人としての理想を求める工学の追及とそのプロセス、成果に基づく技術者・研究者の育成」が最も重要かつ必要であると考え、このことを工学部の理念とする。
工学部の教育目標
以下の能力・素養を身につけた人材を養成する。
- 人類の幸福・福祉を考え、社会に対する責任や倫理観を自覚する知的・道徳的能力
- 技術者としての基礎学力と技術をしっかり身につけ、問題解決のために応用できる能力
- 自分で学習する能力
- 論理的な記述、発表、討論などのコミュニケーション能力
- 個別知識の獲得に留まらず、総合的・系統的に思考する分析能力と総合能力
- 社会のニーズを汲み取った問題発見・解決能力
- 多様な価値観や地域特性、文化的背景の存在を踏まえ、柔軟で視野の広いものの考え方が出来る能力