鳥取大学工学部 鳥取大学大学院工学研究科/工学専攻 Faculty and Graduate School / Department of Engineering Tottori University

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工学研究科の教育目的・目標

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大学院工学研究科の教育目的

高度技術者養成の必要性は社会的に認識されており、高度専門知識を身に付けた人材に対する需要は多い。また、国際的にも工学教育における大学院教育は一般化しており、ますます盛んになりつつある国際協力、国際共同事業において、その必要性は十分に認識されている。

このような状況を受け、本研究科では次のとおり教育目的を設定する。

博士前期課程(2年間)の教育目的

博士前期課程では、工学分野の多様化するニーズに対応できる知識・技術を教授し、研究活動を通した高度な教育研究を行うとともに、当該分野における萌芽的研究や開発研究を進めることができる技術者・研究者を養成することを目的とする。

本課程における教育は、基本的に研究と不可分であるため、学部4年間の教育に引き続き、より一層高度な専門知識を教授する。また、研究を通じての技術者・研究者としての技能と、知識と技術を調和し一体化できる能力を習得させる。

博士後期課程(3年間)の教育目的

近年の技術革新や産業・社会・経済構造の急激な変化に伴う社会からの要請は、スマート社会を実現するための技術の開発と実装、人口減少や少子高齢化などの地域課題の解決や価値の創出、新たなビジネスやプロジェクトの展開など、多岐に渡っている。

これらに応えていくために、「人としての理想を求める工学の追及とそのプロセス、成果に基づく技術者・研究者の育成」を工学研究科の理念とする。

このもとで、「工学分野の高度な専門分野の研究能力と異分野にまたがる豊かな知識を有し、自立して研究活動を行う能力、社会に働きかけていく能力、創造力を有する技術者・研究者を養成すること」を目的とする。

大学院工学研究科の教育目標

前述の教育目的を達成するため、次の教育目標を掲げる。

博士前期課程(2年間)の教育目標

  • これまでに学んだ知識を統合し、新しい課題を発掘し、それに挑戦する方法・姿勢を体得させる。
  • 学習及び研究指導は研究室体制の下で複数教員による個別指導を実施し、萌芽的研究及び開発研究を進めることができる高度な技術者・研究者を養成する。
  • 基礎学力の強化を図り、問題発見能力、解析能力、解決能力を獲得できるよう高度技術者教育を行うとともに、研究活動を通じて技術者・研究者としての素養を高めるような教育を行う。
  • 博士後期課程に進学し、学問分野を継承発展させうる技術者・研究者を養成する。

博士後期課程(3年間)の教育目標

  • 工学分野の高度な知識に加えて、学際的・融合的な活動、持続的な社会の創造、科学・技術の進展に貢献できる積極性、創造性豊かな技術者・研究者の養成
  • 従来の専門分野にとらわれず、総合的かつ学際的立場から、高度な専門分野の研究能力と基礎学力を有し、他者と協働しつつ自立した研究活動を行う能力の養成
  • 最前線の研究や現場に触れつつ、学術の探求のみならず課題の発見や解決、新たな価値を創造する能力を涵養するとともに、これらを活用して社会に貢献する活動を先導できる能力の養成