鳥取大学工学部 鳥取大学大学院工学研究科/工学専攻 Faculty and Graduate School / Department of Engineering Tottori University

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体験記 - 吉田 花那

持続性社会創生科学研究科 工学専攻 1年

氏名
吉田 花那
配属先研究室
Team for Advanced Flow Simulation and Modeling (T*AFSM)
研究テーマ
CFDによる地面近傍で非定常運動を行うデルタ翼の空力特性解析
留学期間
平成29年9月14日~平成30年8月31日

私はライス大学のT*AFSM (Team for Advanced Flow Simulation and Modeling) において、鳥取大学の川添教授、ライス大学のTezduyar教授、および、早稲田大学の滝沢教授からのご指導の下、地面近傍で非定常運動を行うデルタ翼の数値流体解析を行いました。Tezduyar教授がライス大学にいらっしゃるときはほぼ毎日、研究や授業の内容に関するディスカッションをしていただきました。また、ライス大学と早稲田大学のT*AFSMの先輩方や、早稲田大学の滝沢教授からもご指導いただき、難しい問題をひとつひとつ解決し、研究成果に繋げることができました。

研究生活の傍ら、Tezduyar教授の2つの授業にも参加しました。授業の前に入念な予習を行い、授業後には質問をリストアップし、先生のオフィスで勉強および質問を行いました。また、課題に取り組むだけでなく、定期試験を受験する機会もいただき、研究に必要な基礎知識を定着させることができました。

語学面では、渡米当初は英語での授業内容を理解できても、ラボメイトたちの雑談についていくことができませんでした。しかし、次第に言い回しや発音に慣れていき、帰国までには改善することができました。また、スピーキングに関しても、先生や友人たちに根気強く話を聞いてもらっているうちに、少しずつ話せるようになりました。

生活面では、度重なる引越しなど、大変なことが多かったですが、ライス大学の正規の大学院生の日本人の方々や、日本からの短期研究留学生の先輩方など、周囲の多くの皆様から温かいご支援をいただき、苦しいときも乗り越えることができました。また、1年間の留学生活を通じて、大学関係者だけでなく、そのほか多くの友人に出会うことができ、人生観や価値観が大きく変わりました。

後輩へ向けたメッセージ

留学は、学生のうちに全く新しい環境に飛び込み、今後の人生の可能性を大きく拡げてくれる素晴らしいチャンスだと思います。自分の可能性を信じて、ぜひ挑戦してみてください。

Rice University
Mechanical Laboratory