鳥取大学工学部 鳥取大学大学院工学研究科 Faculty of Engineering, Tottori University / Graduate School of Engineering, Tottori University

グリーン・サスティナブル・ケミストリー研究センター

ケミストリーパワーで持続成長可能な社会を実現!(5研究部門で推進)

鳥取大学は「持続性ある生存環境社会の構築に向けて、環境とライフサイエンス等の学際的研究分野の育成を図り、研究拠点形成を推進する」という学術研究推進目標を掲げている。本センターはこの方針のもと、平成24年に設置された研究センターであり、現在、専任のテニュアトラック助教2名、事務補佐員1名、兼務教員34名(センター長、副センター長2名を含む)で構成されている。

グリーン・サスティナブル・ケミストリー(GSC)は現代化学工業のキーワードである。GSCの基盤技術開発は国際的に競争が激しく、国際的な研究動向を常に視野にいれた研究開発が求められる。また、単に競争するだけではなく、得意技術を持つ国内外の研究機関と積極的に連携して研究を進めることも必要である。

センターの前身は化学・生物応用工学専攻内にH20年に設立されたGSCラボラトリーであり、このラボラトリーが企画して、学長裁量経費や日本化学会、有機合成化学協会、触媒学会等の支援を受けて、センター正式発足以前から講演会形式のGSCセミナーを毎年開催してきた。いままでに、海外27名、国内46名の第一線研究者を講師として招聘し、セミナー参加者数は平成28年4月段階で延べ3,400名を越えた。このセミナーでは、講師の国籍を問わず、ほとんどの講演と質疑応答が英語で行われており、学生諸君が英語による講演と討論を体験できる貴重な場になっている。

このような活動を受けて、平成25年度〜平成27年度の3年間文部科学省特別経費が採択され、「環境に優しいスーパー液体(イオン液体)を活用するグリーン・サスティナブル・ケミストリー(GSC)研究推進」が当センターで展開された。このプロジェクトは、イオン液体を活用することで、自然界で再生可能な新材料の省エネ製造法と、安全な大容量二次電池を開発し、持続性のある生存環境社会を構築するための基盤技術を開発しようというものであり,プロジェクト終了後は企業との共同研究などに発展している。

本センターでは、他にもGSCを指向した様々な研究が行われており、当センター研究員が代表として採択中の科学研究補助金は、基盤A、B、新学術・計画など平成28年度21件にのぼり、研究アクティビティの高さは本学随一である。

鳥取は綺麗な水と緑豊かな自然に恵まれ、GSC研究の大切さを実感できる地である。本センターはGSCを冠する国立大学唯一のセンターであり、GSC研究で世界に冠たる成果を挙げ、学問的貢献のみならずGSCをキーワードとする産業を興すことで地域活性化に貢献できる研究センターをめざしている。