鳥取大学工学部 鳥取大学大学院工学研究科 Faculty of Engineering, Tottori University / Graduate School of Engineering, Tottori University

先端融合研究センター

先端融合研究の拠点形成と人材育成

地域社会における社会問題を敏速にかつ的確に解決するためには、専門分野の先端技術を学際融合することは不可欠です。特に、先端技術の学際融合は基礎研究より実践的な開発研究において推進することが望まれています。そのためには、先端技術のみの学際融合に留まらず、国や地方自治体(鳥取県)である“官”と鳥取大学の“学”と産業界の“産”がより強固に連携し、地域産業を活性化する必要があります。そのような状況の下、学際融合研究を推進するとともに、次世代の人材育成を目的とし、先端融合研究センター(TiFREC)を鳥取大学工学部の第5番目の附属センターとして2014年1月1日に設置しました。

本センターは、これまで多くの成果を上げてきました。具体的には、第一に世界一の応答速度を持つ液晶の理論と開発(複数の論文及び特許)、第二にユニークな自己発光型のLCDの開発(複数の論文及び特許)、第三に透明かつフレキシィブな抵抗変化型メモリー素子(Re-RAM)の開発(複数の論文及び特許:高インパクト・ポイント<約20points:2015・2016>)、第四にマイクロ電気機械システム(MEMS)による電子デバイスの製作(複数の論文及び特許)、第五に医療電子情報工学分野へのニューラルネットワークの適用(複数の論文及び特許)などがあります。

本センターの運営は、企業からの寄附(共同研究・奨学寄附金など〈2014年〜現在〉)により行われています。現在の研究部門は以下の通りです。

  • ①光・電子デバイス工学研究部門
  • ②酸化物エレクトロニクス研究部門
  • ③磁性材料工学研究部門
  • ④マイクロエレクトロニクス研究部門
  • ⑤情報通信用小型電子部品研究部門

先端技術による学際融合は、単なる異業種の企業や研究者の集まりではなく、共通の研究課題に対して異なる専門分野のスペシャリストが能力を発揮することによって相乗効果を期待するものです。同時に、それによって生みだされる新規な技術、産業などの“創生”を大いに期待しています。

現在までの研究成果

鳥取県の技術者や学生が聴講可能な公開講座を開講しました。2016年度からは、企業やその他研究機関等と定期的に研究会を開催しています。

また、特許の特願と特許証の獲得は、特願が10件、特許が16件。 その他にも国内外で開催される学会での発表件数235件以上、学術論文135編以上、国内外での受賞25件の研究実績があります。

教育貢献

これまでに、17名の社会人博士の受け入れを行い、学内外で学生が表彰された数は7件、さらに、元本センタープロジェクト研究員の苗村省平氏は、国際情報ディスプレイ学会の「Jan Rajchman Prize」を2015年に受賞しました。本センターに関連した研究者は、国内外のメジャーな学会から年間に複数の招待講演の依頼があり、これまでに25件以上の招待講演を行いました。

今後の展開

工学分野における学際融合を越えて、医学、農学、教育学や地域学の分野においても先端技術の学際融合研究を行い、新事業を創生・推進したいと考えています。応用研究を効果的・効率的に推進するためには、高いレベルの基礎研究とそこから得られる最新の情報に基づいた先端技術が融合する必要があります。

本センターと鳥取大学内部門との関連
設置記念式典の様子
設置記念式典の様子
地域学部棟4Fプロジェクト室(研究室・事務局)
地域学部棟4Fプロジェクト室(研究室・事務局)
TiFRECホームページ
TiFRECホームページ
公開講座の様子
公開講座の様子