鳥取大学工学部 鳥取大学大学院工学研究科/工学専攻 Faculty and Graduate School / Department of Engineering Tottori University

坂口研(化学バイオ系学科)の薄井洋行准教授らの論文が、アメリカ化学会の ACS Appl. Electronic Mater. 誌に掲載され、表紙に選ばれました

光電気化学キャパシタは、太陽光エネルギーを電力に変換し、そのまま蓄電を行う新規デバイスです。

これまでは、安価で資源豊富な無機材料(TiO2、MnO2)を電極に使用していましたが、本研究では新たに自然界の植物に含まれる光合成関連物質(NADPH、ATP)を電解液に加えることで、その光充放電特性が顕著に改善されることを発見しました。

 

この成果をまとめた化学バイオ系学科の薄井洋行准教授(坂口 応用電気化学研究室)らの論文は、アメリカ化学会(医学・生物学を含む全世界の科学技術系学術団体の中で最大の組織)の ACS Applied Electronic Materials 誌において高く評価され、掲載号の表紙(Supplementary Journal Cover)に選出されました。

 

論文題名:Photosynthesis-Inspired Electrolyte Additives Enhancing Photoelectrochemical Charge−Discharge Property of TiO2/MnO2 Composite Electrode

著者名: Hiroyuki Usui*、 Soichiro Nonaka、 Shin Suzuki、 Yasuhiro Domi、 and Hiroki Sakaguchi

掲載誌:ACS Applied Electronic Materials、 1、 823-827 (2019)

URL: https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acsaelm.9b00192

 

無機材料に対して、光合成関連物質を組み合わせる発想は、化学とバイオの融合の思想に基づいたものであり、化学バイオ系学科における取り組みの一環としても、非常に意義深い成果であると考えられます。