鳥取大学工学部 鳥取大学大学院工学研究科/工学専攻 Faculty and Graduate School / Department of Engineering Tottori University

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医工学プログラム

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主な就職先・進学先
自分の得意な科目で受験可能です

※受験科目により所属する学科が異なります。

医工学プログラムは2年生で選択可能です。

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医工学プログラムに興味をお持ちの皆さんへ

高度医療現場においては、様々な工学的ニーズが日夜発生しています。これらのニーズを満たす医療機器・医療用材料・バイオ医薬品を開発するためには、工学と医学の双方に精通した技術者や研究者が求められています。

そこで、工学部では「病院で育てるエンジニア」を目指して、令和5年度4月より新しい教育プログラム「医工学プログラム」を設置します。医工学プログラムは、機械物理系学科・電気情報系学科・化学バイオ系学科の3学科内にそれぞれ設置され、各学科で提供される工学分野の基礎知識や専門知識に加えて、医学分野の知識も学ぶことが出来ます。

医工学の橋渡しとなる技術者・研究者としての活躍を目指す皆様には、是非、この医工学プログラムを選択してください。

人材育成像

医工学プログラムは、高度化する先端医療技術を工学分野から支え、さらに発展させるために、工学分野の基礎知識や専門知識に加えて、医学分野の知識を学び、医工連携を推進する人材の育成を目的としています。

工学部長メッセージ

鳥取大学工学部では、「病院で育てるエンジニア」をキャッチフレーズに、令和5年4月より国立大学の工学部では中国地方初の新しい教育プログラム「医工学プログラム」を設置します。医工学プログラムは、工学部の3学科(機械物理系学科・電気情報系学科・化学バイオ系学科)内にそれぞれ設置され、各学科で提供される工学分野の基礎知識や専門知識に加えて、医学部から提供される医学分野の知識も同時に学ぶことが出来ます。

高度な先進医療が進む中、医療機器・医療用材料・バイオ医薬品の開発にあたり、工学的な専門知識が要求される機会が増えています。

そのようなニーズを満たすために、工学と医学の双方に精通した技術者や研究者の存在が強く求められています。この新しい教育プログラム「医工学プログラム」はそのような医工連携を推進することが出来る技術者・研究者の育成を目指しております。

坂口 裕樹

工学部長

医学部長メッセージ

鳥取大学医学部では、最先端の高度医療を実践するために、附属病院と協力して常に新たな技術にチャレンジを続けています。近年、ロボット・AIなどのITテクノロジーの急速な進化・発展により、次々と、革新的医療技術が誕生して、わくわくするような未来が見えてきました。このような中、その鍵となる基礎知識を学び新たな発想を生むため、「知と実践の融合」を理念とする鳥取大学に、医学と工学の融合である医工学プログラムが新設されました。このプログラムでは大学病院という医療現場の最前線で、これまで皆さんが見たことのない異次元の世界を体験できます。

医学部では工学部の皆さんと一緒に未来の医療を支える革新的技術の開発に是非ともチャレンジしたいと思っています。医学部・附属病院の中で工学部の皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

中村 廣繁

医学部長

教育カリキュラム

学科 機械物理系学科 電気情報系学科 化学バイオ系学科
1年次
前期
  • 大学入門ゼミ
  • 情報リテラシ
  • 微分積分学Ⅰ
  • 線形代数Ⅰ
  • 基礎物理学Ⅰ
  • 健康スポーツ科目
  • 基礎物理学Ⅰ
  • 微分積分学Ⅰ及び演習
  • 線形代数学Ⅰ
  • プログラミングⅠ
  • プログラミング演習Ⅰ
  • 電気情報系総論

 

  • 大学入門ゼミI
  • 基礎化学I
  • 化学実験演習
  • コミュニケーション英語A
  • 健康スポーツ科目
  • 分析化学I
1年次
後期
  • 健康と生命
  • 教養ゼミナール
  • 微分積分学Ⅱ
  • 線形代数Ⅱ
  • 基礎物理学Ⅱ
  • 機械設計製図基礎
  • 微分積分学Ⅱ及び演習
  • 線形代数学Ⅱ
  • 物理学実験演習
  • 論理回路
  • プログラミングII
  • プログラミング演習II
  • 大学入門ゼミII
  • 基礎化学II
  • 実践英語A
  • 生化学I
  • 無機化学I
  • 分析化学II
2年次
前期
  • 人体の構造と機能
  • 健康と生体情報
  • 機械設計製図Ⅰ
  • 材料力学Ⅰ
  • 熱力学
  • ベクトル解析
  • 確率・統計
  • 人体の構造と機能
  • 電気回路Ⅰ(回路の諸定理)
  • 数値計算法
  • 計算機構成論I
  • 健康と生体情報
  • 総合英語I
  • 有機化学I
  • 生化学II
  • 人体の構造と機能
  • 健康と生体情報
  • 微生物学
2年次
後期
  • エネルギー変換工学
  • 流体力学基礎
  • 機械設計製図Ⅱ
  • 材料力学Ⅱ
  • 振動工学
  • 機械工作実習
  • 電子回路基礎
  • 計測と制御
  • 信号処理プログラミング演習
  • 情報理論
  • 電気情報系実験Ⅰ
  • 生体分子化学I
  • 分子生物学
  • 生命科学概論 I
  • 機器分析
  • 環境微生物工学
  • 生物工学実験I
3年次
前期
  • 医工融合実践プロジェクト
  • 機械物理系実験Ⅰ
  • 制御工学Ⅰ
  • 構造力学
  • 電磁気学Ⅰ
  • 半導体Ⅰ
  • 医工融合実践プロジェクト
  • 医工技術概論
  • 制御工学Ⅰ
  • システム電子回路
  • 電気情報系実験Ⅱ
  • 生体分子科学II
  • 蛋白質工学
  • 構造生化学
  • 医工融合実践プロジェクト
  • 遺伝子工学
  • 生物工学実験II
3年次
後期
  • 組織学(工)
  • 生理学(工)
  • 機械物理系実験Ⅱ
  • 制御工学Ⅱ
  • ロボット工学
  • 生命科学概論Ⅰ
  • 人工知能
  • 生化学Ⅰ
  • 画像情報処理
  • 電気電子材料
  • ロボット制御実習
  • 創薬分子科学
  • 酵素工学
  • バイオインフォマティクス
  • 応用微生物学
  • 生物工学英語
  • 生物工学実験III
4年次
前期
  • 卒業研究
  • 医療英語Ⅰ
  • 生化学Ⅱ
  • 医療情報システム学
  • 電気情報系特別講義Ⅳ
  • 卒業研究
  • 生物工学プレゼンテーション演習
  • 卒業研究
4年次
後期
  • 卒業研究
  • 卒業研究
  • 卒業研究

プログラム配属予定人数

3学科合計で21名程度

機械物理系学科 機械工学プログラム
航空宇宙工学プログラム
ロボティクスプログラム
物理工学プログラム
医工学プログラム新設
電気情報系学科 電気電子工学プログラム
コンピュータサイエンスプログラム
電子情報制御システムプログラム
医工学プログラム新設
化学バイオ系学科 合成化学プログラム
材料化学プログラム
グリーンケミストリープログラム
バイオサイエンスプログラム
バイオテクノロジープログラム
医工学プログラム新設
社会システム土木系学科 社会デザインプログラム
土木工学プログラム

研究紹介

機械物理系学科

生体材料の不思議に迫る!

機械物理系学科の機械力学・メカトロニクス研究室では、生体(主に人体)のモデリングと同時並行で数値計算に必要となる生体材料の力学実験に取り組んでいます。日夜、自作した試験装置で軟組織(脳脊髄、脊髄硬膜、神経根、骨格筋など)材料の不思議を追求しており、知れば知るほど、そして、学べば学ぶほど、生体は合理的に出来ている事実に感心すること頻りです。改めて、我々“ヒト”の身体も気の遠くなるような長い時間をかけて進化してきたのだな・・・と思わずにはいられません。

機械力学・メカトロニクス研究室WEBサイト

脊髄硬膜のコラーゲン線維配向が
変化する様子を調べる偏光観察装置

電気情報系学科

低侵襲医療のためのロボット鉗子・デバイス開発

できるだけ体に傷をつけずに、精密な検査や正確な治療を行う低侵襲医療は、体への負担を最小限にでき、QOL(生活の質)の向上につながり、今や世界中で注目されています。この最先端医療と、ものづくりに欠かせない微細加工技術を用いて作製する立体パーツや超小型センサなどの工学の力とを融合した医工学で新しい低侵襲医療デバイスを開発しています。例えば、低侵襲手術支援ロボットの鉗子の力覚センシング、細径でありながら高解像度な内視鏡、体内深部でも鮮明なイメージングを可能にするMRI(核磁気共鳴画像法)カテーテルなどの開発、臨床応用を目指しています。

マイクロデバイス工学研究室WEBサイト

↑ クリックで動画が再生します

化学バイオ系学科

化学の力で医学・薬学に役立つペプチド分子を創る!

化学バイオ系学科の松浦 分子集積化学研究室では、医学や薬学の進展のために役立つペプチド分子を設計・合成し、その機能を評価する研究をしています。具体的には、細胞骨格として知られる「微小管」の内部に結合するペプチドを開発し、細胞分裂を抑制することで抗がん剤としての応用を目指しています(左図)。また、ペプチドが自己集合してできる「人工ウイルスキャプシド」を開発し、がん細胞への薬物輸送キャリヤーやワクチン材料への応用を目指しています(右図)。

松浦研究室WEBサイト

OBの声

電気情報系学科

大学での幅広い学習が、視野を広げました。
仲 巧真

ニプロ株式会社 生産技術センター システム第二設計部 勤務

  • 2018年度 工学部知能情報工学科 卒業
  • 2020年度 持続性社会創生科学研究科博士前期課程工学専攻情報エレクトロニクスコース 修了
  • [橋本高等学校卒業(和歌山県)]

自社で開発された医療製品の製造装置の設計・組立・取扱指導を行っております。

全国の自社のグループ工場にて稼働する製造機械を作る仕事になります。何もないところから機械を組み立て、調整し、工場で稼働するまでを全て自分達で行います。作り上げた機械が自社の医療製品を実際に大量に組み上げていくのを見ると大きな達成感があります。

電気情報系学科では情報工学だけでなく電気工学等の幅広い分野を学びます。元々、入学前はプログラミングにしか興味が無かったのですが、鳥取大学で学ぶうちに他の分野にも興味を持つようになりました。今は電気設計から検査時の画像処理、機械動作用プログラム等といった内容が仕事で必要とされているのですが、大学で学んだ幅広い知識が今の私の仕事に活かされていると強く実感しています。

未来医療研究人材養成拠点形成事業

未来医療研究人材養成拠点形成事業WEBサイト

学生生活に関する情報

お問い合わせ

鳥取大学工学部

鳥取大学大学院工学研究科/工学専攻

工学部教務係 TEL:0857-31-5186 FAX:0857-31-5187