鳥取大学工学部 鳥取大学大学院工学研究科/工学専攻 Faculty and Graduate School / Department of Engineering Tottori University

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社会システム土木系学科

土木沼へようこそ

鳥取県中部総合事務所
県土整備局 道路都市課(土木技師)

氏名
博田 智帆
出身高校
鳥取県立鳥取東高等学校
卒業/修了等
2018年度 社会システム土木系学科 卒業

高校生へのメッセージ

高校生のときに、私が住んでいるまちで新しい道路を作る工事が始まりました。日々工事が進んでいく中で、どこにどのようなものが設置されて道路ができるのか、そもそもどうしてここに道路を作ることになったのかなど、身近にある素朴な疑問から「土木」という分野に興味を持ちました。そして、土木について学ぶことができる鳥取大学工学部社会システム土木系学科に進学しました。3力学と呼ばれる土質力学、水理学、構造力学だけではなく、コンクリート等の材料実験やまちづくりの講義等を受講しました。どの講義も専門性が高いため学習内容は難しいですが、土木に関する幅広い知識を得ることができました。鳥取大学卒業後は、小さい頃から過ごしてきた鳥取県をさらに住みやすいまちにしたいという思いから、鳥取県に土木技師として入庁しました。現在は、河川護岸工事や砂防堰堤工事、台風や豪雨などで壊れた土木施設を復旧する災害復旧工事等の工事監督を担当しています。工事現場では、必ず何らかの問題や疑問が生じるため、大学で学んだ知識を活かしながら現場を進めています。最後に、近年は土木職で働く女性や本学科で学ぶ学生が増加しています。土木業界も女性が働きやすい職場環境づくりをし、より多くの「どぼじょ」を待っています。土木の道を志す皆さん、鳥取大学で「土木」を学び、土木業界を盛り上げていきませんか。

土木技師として必要な基礎的知識を幅広く学ぶことができた4年間

鳥取市役所
農林水産部農村整備課(技師) 勤務

氏名
長石 悠哉
出身高校
鳥取県立八頭高等学校
卒業/修了等
2016年度 社会開発システム工学科 卒業

高校生へのメッセージ

大学生活の4年間では、インフラ整備に係るハード面とソフト面の両方の基礎を学ぶことができました。入庁してからも日々学ぶ事ばかりですが、大学生活で得た基礎的知識が今に活かされていると実感しています。

不特定多数の方が利用する道路や上下水道等のインフラは、人々の生活に必要不可欠なものです。私は、生まれ育った地元鳥取市のインフラ整備に携わる事ができていることに誇りとやりがいを感じています。

鳥取大学を卒業した後輩達と共に働くことのできる日々を楽しみにしています。

私たちの暮らしを支え、豊かにする土木

清水建設株式会社
土木部 勤務

氏名
後藤 秀登
出身高校
六甲学院高等学校
卒業/修了等
2015年度 土木工学科 卒業
2017年度 社会基盤工学専攻土木工学コース 卒業

高校生へのメッセージ

私は阪神・淡路大震災の被災地で育ちました。そのため、震災復興について学ぶ機会もありました。そして、少しずつ街並みが変わり、インフラや住環境が整備される過程を間近で見ました。このように私の身近なところに「土木」があり、その魅力を感じて、土木工学科に入学しました。入学後、土木工学を学ぶ中で、将来は土木施工における大規模プロジェクトに携わり、その様なプロジェクトの現場の最前線で働きたいという夢を持ちました。入社後、新幹線の延伸工事、最終処分場建設工事や宅地開発プロジェクト、現在は東日本大震災の被災地で働き、様々な大現場の最前線で施工管理を行っています。現場では、自然相手やモノづくりに悩むこともあります。しかし、その時に自分の考えを現場に反映し、工事が無事に終わった時の「達成感」は計り知れません。もし、インフラ整備やモノづくりに興味がある方がいたら、本学科を専攻して、世界のインフラ事業を共に支えていきましょう。

ぜひ、需要が高まっている「土木」へ!

復建調査設計株式会社
東京支社 第一技術部 地盤環境課 勤務

氏名
岩城 徹也
出身高校
岡山県立総社高等学校
卒業/修了等
2016年度 土木工学科 卒業

高校生へのメッセージ

私は現在、インフラ全般に関する調査・計画・設計・維持管理等に関わることができる「建設コンサルタント」として働いています。

建設コンサルタントの業務範囲は分野により幅広いですが、大学で学ぶ専門知識が大きな基礎となっており、業務に直接活かすことができます。ちなみに私は専攻していた地盤工学の知識を活かし、地盤調査や軟弱地盤対策の検討など「土」に関する業務に携わっています。

また、本学科は「JABEE認定プログラム」であり、学部卒業後の実務経験4年を経てすぐに、難関国家資格である技術士(建設部門)第二次試験に挑戦できる利点があります。

近年では、災害の激甚化やインフラの老朽化などによって、土木業界の需要が益々高まっています。一緒に「土木」に挑戦してみませんか?

仕事をする上で大切なことを学んだ大学での4年間

西日本旅客鉄道株式会社
岡山車掌区 勤務

氏名
妹尾 健治
出身高校
島根県立松江南高等学校
卒業/修了等
2016年度 社会開発システム工学科 卒業
社内経歴
2017年 大阪駅 運輸管理係(駅係員)
2019年 岡山車掌区 車掌

高校生へのメッセージ

入社5年目(2022年2月時点)を迎え、私は現在、岡山県にある岡山車掌区という職場で車掌として働いています。岡山車掌区では、東は兵庫県の姫路駅から西は広島県の三原駅まで、特急列車は、スーパーいなば、やくも、サンライズ瀬戸・出雲などを担当しています。一般的に車掌の仕事のイメージは、車内放送、ドアの開け閉め、切符の発売等だと思います。ですが、実際はそれらに加え、列車内で発生したイレギュラーな事象(体調不良のお客様、喧嘩や痴漢などの迷惑行為等)の対応もしなければなりません。更に、人身事故が発生した時は列車から降り、警察や消防と連携し負傷者の救護も行います。列車に乗っている間は、いつ何が起こるか分からないので、臨機応変な対応をしなければならない場面が多々あります。

入社以来、「報告」と「確認」の重要性を繰り返し教わっています。車掌は列車の運行を管理している運行指令員に指示を仰ぐことがよくあります。運行指令員は私たちが置かれている状況が見えないので的確に状況を把握し、正しく報告を行う必要があります。また、その指示を誤って解釈をしない様、復唱等により確認を必ず行っています。この「報告」と「確認」の原点は卒業研究だと思います。研究を進めていく中で、自分では分からないことがあった際はそのままにせず、同期、先輩、先生方に質問し、その都度解決したからです。そして、研究の進捗状況を研究室のメンバー全員で共有し、アドバイスをもらい、何度も修正を重ねて作り上げた経験が今の仕事に繋がっていると日々感じています。この先、運転士、運行指令員とキャリアを積む上でも、「報告」と「確認」を忘れずに働き続けていきたいです。

土木工学、環境工学、情報処理など幅広い分野の学問を学びながら自分のやりたいことを決めることができる学科です。

三菱電機コントロールソフトウェア株式会社
技術第3部技術第3課 勤務

氏名
信川 ゆみ
出身高校
兵庫県立長田高等学校
卒業/修了等
2013年度 社会開発システム工学科 卒業
2015年度 社会基盤工学専攻社会経営工学コース 修了

高校生へのメッセージ

私は現在、自動車のエンジンやトランスミッションを制御するためのECU(Electronic Control Unit)のソフトウェア開発に携わっています。近年、自動車には自動ブレーキ、自動駐車など様々な電子制御機能が搭載されています。もしこうした機能に不具合が発生しブレーキが効かなくなると人命にも関わるため、品質がとても重要です。大学で学んだ「ソフトウェア信頼性工学」「品質管理」の知識を活かして、日々安全なシステム開発に取り組んでいます。

“日本社会の土台”をつくる仕事ができる!

国土交通省
北陸地方整備局 港湾空港部 勤務

氏名
井出 正志
出身高校
愛媛県立今治北高等学校
卒業/修了等
2009年度 土木工学科 卒業
2011年度 社会基盤工学専攻土木工学コース 修了

高校生へのメッセージ

国土交通省では、「暮らし」「経済」といった ”日本社会の土台“をつくる大きなスケールの仕事から、現場に近い分野で身近な生活を支える仕事まで、幅広いフィールドで活躍することができます。

特に、高い専門性を持った、技術系職員が政策企画・立案の重要な役割を担っており、鳥取大学で学んだ専門性を幅広く活かすことができると思います。

やりがい・責任感は大きいですが、インフラを通じて社会に大きな貢献を果たすことができる仕事だと感じています。

土木を選んでラッキーでした。充実しています。

東電設計株式会社
土木本部土木設計部 勤務

氏名
恒國 光義
出身高校
岡山県立矢掛高等学校
卒業/修了等
1990年度 土木工学科 卒業
1992年度 土木工学専攻 修了

高校生へのメッセージ

ドボクって?ゲンバ?

土木とは、道路や鉄道、橋(瀬戸大橋も!)、ダムや堤防といったような、国民の生活や経済を支え、災害から人を守る構造物の計画、設計や施工を行う分野です。ときに地震で被災しても、新しい技術で克服していきます。

スマホやAIスピーカーがあっても、安心して暮らせる国の土台がなければ便利で快適な生活はありません。土木はこれからも、国づくりを支えていきます。

私は、そんな土木に携わる技術者として、誇り感じています。