鳥大防災Lab.が鳥取市立修立小学校で防災学習を行いました
2024年7月9日(火)に鳥大防災Lab.(顧問:工学部社会システム土木系学科 黒岩教授)の学生2名が講師となって、鳥取市立修立小学校4年生36名に対して防災学習を行いました。同校では総合的な学習の時間の活動として、生徒たちに防災知識や被災時の備えについて体験しながら学んでもらうことを目的としています。今回は、防災キャンプなど子どもたちへの防災学習に取り組む東心会(東中校区心豊かな子どもを育てる会)とも連携し、サポートいただきながら授業に取り組みました。
始めの挨拶のあと2つの班に別れ、ライトや非常食など災害時に役立つ防災グッズを詰めた「防災避難ボトル作り」と、災害時の室内履きとしてすぐに使える「新聞紙スリッパ作り」のワークショップを行いました。
防災避難ボトル作りでは、いずれも100円ショップで購入できるドリンクボトルに、ライトや非常食、簡易トイレなどの必要な物資を詰め込むことで、子どもたちに災害時の必需品を理解してもらいました。
新聞紙スリッパ作りでは、子どもたちが新聞紙を折りたたんでスリッパを作る過程を通じて、災害時の工夫と創造力の大切さを学びました。自分たちの作ったスリッパを履いて、予め用意しておいた障害物の上を歩きました。
これらの活動を通じて、子どもたちは楽しみながら防災について学び、自分たちでできる備えの方法を体験することができました。また、講師を務めた学生たちも、生徒たちとの交流を通じて防災教育の重要性を再確認し、今後の活動に対する意欲を高める機会となりました。体験した生徒らは「クイズがあったので防災ボトルを楽しく作ることができた。」「実際にスリッパをはいて歩いてみて、足が守られていると感じた。」などと話していました。
今回の授業の成果は、今後の防災教育活動に大いに活かされることが期待されます。今後も引き続き、地域との連携を深めながら、子どもたちへの防災意識の向上に努めていく予定です。
NHKニュースで今回の取り組みが紹介されました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20240709/4040018138.html