鳥取大学工学部 鳥取大学大学院工学研究科/工学専攻 Faculty and Graduate School / Department of Engineering Tottori University

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【記事掲載】工学部化学バイオ系学科 薄井洋行准教授についての記事が日刊自動車新聞に掲載されました

令和5年8月26日の日刊自動車新聞に化学バイオ系学科 薄井洋行准教授についての記事が掲載されました。

 

「大学見本市2023」4年ぶり開催 電動車想定した試作品や新技術披露

 

科学技術振興機構(JST、橋本和仁理事長)が主催する国内最大級の産学連携イベント
「大学見本市2023」が24、25の2日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれた。
リアル開催は4年ぶり。世界的な電気自動車(EV)シフトは大学などの研究にも影響を与えており、
電動車を想定した試作品や新技術が多く披露された。
特に目立ったのが電池や軽量化などに関する研究成果だ。鳥取大学(鳥取県鳥取市)の薄井洋行准教授は、
次世代型とされる「ルチル型酸化チタン負極材料」を紹介した。
ルチル型酸化チタンは安価で埋蔵量も豊富だが、電子導電性に乏しく、拡散方向が限定されるなどの課題がある。
薄井准教授はルチル型酸化チタンの多結晶構造を単結晶化し、拡散をさえぎる「粒界」をなくして拡散性を改善した。
また、不純物元素や価数の低い元素を添加して結晶の物性を変化させ、電子導電性も高めた。
全固体電池やナトリウムイオン電池への応用を視野に入れた研究も進め、一定の成果が出ているという。
薄井准教授は「車載用電池に応用する場合、低温特性の性能も求められるためこれから検証する」と語った。

 

詳細は以下のとおりです。

https://www.aba-j.or.jp/info/industry/20208/